「建設業はやめとけ」ブラックすぎる現状【さらけ出します】
2019年8月15日
- 建築業界ってやっぱやめといた方がいいのかな
- このまま続けようか悩んでる
- やめとけって周りから言われたけど正直どうなんだろう
こんな悩みを解決する記事です。
- 「建設業はやめとけ」ブラックすぎる3つの現状
- 建築業界はやめとけの理由は仕事内容にあり
- ブラックだけが横行しているわけではない

aim[あいむ]
新卒から施工管理として働くも、建築業界の働き方に嫌気がさして5ヶ月で退職。興味があったIT業界に未経験で転職して、現在フリーランスとして働いています。

この記事を書いている僕は施工管理として働いた経験があります。
建築業界にいたからこそわかることがあるので、すべてお話していきます。最後の方ではその状況からホワイトな業界に転職した方法も書いていますので、参考になれば幸いです。
「建設業はやめとけ」ブラックすぎる現状
「やめとけ」というその理由はやはり長時間労働です。
国土交通省が発表している建設業と近い業種の製造業を比べてみましょう。
業界 | 労働時間 |
---|---|
建設業界 | 2056時間 |
製造業 | 1951時間 |
引用:国土交通省
約100時間以上も違うんですね。これはかなり大きな問題でもあります。
たまに建設業界でも完全週休二日制はありますが、これはかなりレアなケースでほとんどは4週4日というのが現状です。
さらに深刻化する働き手
正直働き手がいないというのもかなり厳しい状況を生み出しています。
なぜなら職人さんがおらず、現場の手が回らないそんな状況が続いているのが現状。
さらにこの業界ならではの辛さもあります。3Kというのですが、最近は2つ増えて5つのKが辛さを倍増しています。
- きつい
- 汚い
- 危険
- 帰れない
- 給料が少ない
当時働いていた時にいた職人さんは、3ヶ月以上休んでない方もいました。理由を聞いたら「出た分だけもらえるから仕事をする」のだそう。
それはデータにも現れていて、こちらも国土交通省が出してるものですが、2017年度の建設業と製造業の年間出勤数は↓
年間休日が100を切ってはないですが、あくまで平均なのでなんとも言えない状況ですね。
ちなみに僕が働いていた会社は昼夜もありましたので、一旦家に帰るにしてもシャワーを浴びてすぐ出勤なんてこともありますので、このデータ以上に働いているのも現状です。
建築業界はやめとけの4つの理由:仕事内容にあり
建築業界はやめとけと言われる理由を下記の4つにそって紹介していきます。
- とにかくきつい
- プライベートの時間が取れない
- 休日はないもの
- 転職で有利になるスキルがつきにくい
大事なことなので、深掘りして解説していきますね。
やめとけ1:とにかくきつい
建設業に限ったことではありませんが、とはいえとにかくきついです。
というのも仕事柄、体を動かす仕事なので、若いうちはまだしも年齢を重ねてくると体力的にもつらいですね。
- 夏は暑く、冬は寒い
- 現場によって昼夜仕事だったりする
- 体力が壊れたら、精神も壊れる
そして世間的にも言われてることが、パワハラが多いということですね。
実際に僕もパワハラを上司から受けていましたが、結局5ヶ月で退職してしまいました。
毎日朝早く、帰るのは10時くらい。そんな人生をこれからずっと続けるのはかなり疲弊します。
やめとけ2:プライベートの時間が取れない
よく言われるのが、「家族との時間取れない」ということですね。
なぜなら、1日15時間以上も働いているわけなので、基本出勤日は家と会社の往復で1日が終わってしまうんですね。
独身なら「プライベートの時間」が、家族を持つ方は「家族との時間」があまり取れず、仕事づけの毎日で嫌気がさしてました。
次で詳しく話しますが、その理由として「休日は電話がかかってくる or 休日出勤は当たり前」があるからです。
やめとけ3:休日はないもの
完全週休二日制の会社かなりレアです。ほとんどは土曜や日曜、祝日も出るなんてこともザラですね。
休日だとしても現場が稼働していたら電話はかかってくるし、上司の下で働いていた場合、交代で休むことがあるので気は休まりません。
休みだろうが常に仕事のことを考え、さらに大型連休も稼働する現場はたくさんあるので、他の業種と比べ、年間休日は少ないです。
やめとけ4:転職で有利になるスキルがつきにくい
建築業界を続けていても、転職では有利になりません。
というのも、定年まで建築業界でやっていくならまだしも、他の業種では正直役に立つスキルが身につかないからです。
例えば、IT業界に転職したい時に下記のスキルでは正直採用されることは難しいです↓
- パソコンは事務作業で触ってました
→それだけではIT業界では通用しない - 人との関わり合いを大事にしてきました
→技術は?最低〇〇言語はできないと - 工程管理など仕事の管理が得意です
→最初は技術力を身につけてからじゃないと管理は難しい
心無いかもしれませんが割と現実で、僕も本当に苦労をした部分です。
「将来的に在宅ワークで暮らしたい、もっと自由に暮らしたい」という思いが少しでもあるのなら、すぐに転職をおすすめします。
とはいえ、ただ求人サイトを開けばいいというわけではないので、下記の記事を参考にしてください。
※僕が実際に建築業界から異業種に転職した方法をふんだんに解説しています。
ブラックだけが横行しているわけではない
もちろんブラックだけが横行しているわけではありません。
どの業界も結局はグレーなところがあるわけなので、「すべての建築業=ブラック」ではないと思います。
僕と同時期くらいに入った大手社員の知人によると、休日もしっかりあるし、ノー残業デーを取り入れているので、めちゃくちゃきついことはないとのこと。
つまり、すべての会社がブラックではないということ。ですが、最終的には向き不向きがあるので、次を参考にしてください。
そもそも建築業に向いているのか
そもそも自分が建築業に向いているかどうかですね。
それがはっきりしてないと、30~40代になって「やっぱり向いてないかも」となっても正直遅いです。
とはいえ、向いてるかどうかなんてわからない…なんて方もいると思うので、ミイダスというアプリをやってみてください。
自己分析アプリなのですが、割と正確に診断をしてくれるので、僕はこれのおかげでIT業界に挑戦することができました。
- 今のスキルでの平均年収
- 向いている仕事
- 個性の活かし方
などを診断してくれます。もちろん無料で、診断も15分もあれば終わります。
一生の悩みが15分で解決できると思えば、やってみる価値はあると思いますのでやってみましょう。
建設業はやめとけ:ブラック企業もたくさんある
もちろんブラックばかりではないとお話ししましたが、どちらかというとブラックの方が多いです。
建設業ほどこんなに世間で言われてる業種は他にはないですよね。
特に建設業は3K(きつい・汚い・危険)が有名です。きつい・汚いはもしかしたら他の業種でもなくはないですが、危険というのは中々ないのではないでしょうか。
家族や恋人がいる方は特に命の危険は避けたいところ。
建設業をやめとけというのはこういった背景を知って、初めて言われることです。
たまに口だけや何かで得た知識で適当なことを言う方もいますが、実際に働いてみた僕が言えることは
です。
自分の向いてる仕事を見つけるのが一番
色々あった結果、たどり着いた結論は「自分に向いている仕事をする」これにつきます。
建築業界は、時には無理難題を押し付けられたり、パワハラまがいのことをされたりします。
そうじゃなくても、仕事がつらい・きつい・辞めたいと思うのは、その仕事はあなたに向いてないから。
僕の場合、IT業界に転職した今、もう二度と建築業界には戻りたくありません。
そのくらい自分にマッチした仕事を探すには、今の環境を変えるしかないんです。
僕ができるのはこれまでですが、最後に一歩踏み出そうかなと少しでも思った方向けに記事を書きました↓
ぜひ参考にしつつ、新たな環境でストレスフリーに暮らしましょう。